【2021年12月10日(金)2面】 <山形>神町駐6施設大隊(大隊長・日野2陸佐)は10月19日から25日の間、王城寺原演習場で令和3年度「1中隊および通信小隊訓練検閲」を実施した。訓練検閲受閲に先立ち、日野統裁官は「使命の自覚」を要望。1中隊長は「施設科使命を体現せよ」、通信小隊長は「必通」を要望事項に掲げ、訓練検閲に臨んだ。

 1中隊は20普連と協同し、課目「陣地防御に任ずる普通科連隊に配属された施設中隊の行動」を受閲した。

 神町駐から王城寺原演習場までの車両行進に引き続き、小雨が降る悪条件の中、指揮所用簡易掩蓋(えんがい)}掩壕(えんごう)構築(2.5型ライナープレート)、クラスタ型式大規模地雷原、道路に対する地雷原構成およびヘリボン障害構築をそれぞれ所望の時期までに概成し、20普連の任務達成に寄与した。

 通信小隊は、課目「防御支援に任ずる施設大隊における通信小隊の行動」を受閲。神町駐から王城寺原演習場までの車両行進に引き続き、大隊集結地占領、じ後、速やかに通信所を開設し、各中隊などとの通信の維持運営を実施した。

 令和3年度、新配置隊員であり、検閲に初めて参加した1中隊の星1陸士は、「9月の中隊配置後初めての検閲に不安はあったが、先輩からの指導・激励のおかげで検閲を乗り切ることができた」。同じく、通信小隊の若生1陸士は、「部隊配属されてすぐに行われた訓練検閲。初めての経験ばかりで悩むことが多かったが、先輩の指導で乗り切ることができた。今回得た知識と経験を今後に生かし、頑張りたい」とそれぞれ、感想を述べた。

 6大隊は「引き続き機動師団の施設力の骨幹という使命を自覚し、いついかなる任務にも即応できる施設大隊を目指していく」としている。

隊容検査に臨む第隊容検査に臨む第1中隊の隊員

小隊長へ戦闘指導する第1中隊長 外波1尉

2.5型LPによる連隊指揮所を構築する第1中隊

ヘリボン障害を構築する第1中隊

構築されたヘリボン障害

任務等理解度の確認

無線を傍受する通信小隊

有線を構成する通信小隊


◆関連リンク
陸上自衛隊 第6師団
第6施設大隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit/6e.html

陸上自衛隊 神町駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/jinmachi_hp/index.html