【2021年12月10日(金)1面】 静岡地本(本部長・杉谷1空佐)静岡募集案内所は11月12日、空自静浜基地(焼津市)で行われた静岡自衛隊家族会の研修を支援した。同会は静岡市葵区と駿河区の隊員家族で構成されており、わが子が活躍する自衛隊を見学し、理解や防衛意識を高め、活動の資とするため研修を実施している。今回は河原清副会長をはじめ7人の会員が参加。新型コロナウイルス感染症対策の下、少人数での実施となった。

 会員らは、はじめに基地広報資料館で空自の日々の活動や基地の概要説明を聞き、その後、滑走路が見える屋外に移動。消防小隊が使用する破壊機救難消防車などの各種装備品について説明を受けた。

 続いて、パイロットを目指して航空学生として入隊し、訓練を受けている隊員がT7初等練習機の機体点検を真剣な面持ちで学んでいる姿や、同型機で飛行訓練を行っている姿を見学した。

 その後、補給隊では、災害や大規模航空機事故などが発生した際に被災者の捜索・救助のために使用する「人命救助システムⅡ型」の説明を受けた。

 参加した家族会員の中には、同隊に子供の幼なじみがいる人もおり、久しぶりの再会に盛り上がる姿も見られた。

 参加者からは「勤務地は違っても、わが子もこのような環境で勤務や生活をしていることを知ることができて、安心した」「幼なじみの子の成長した姿を見ることができて、いい思い出になった」といった感想を聞くことができた。

 静岡地本は「今後も家族会と連携を図り、地元出身隊員の激励と会員の防衛意識の高揚を図っていく」としている。


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