首相官邸ホームページより
【2021年11月30日(火)1面】 自衛隊の令和3年度「殉職隊員追悼式」が11月20日、防衛省で行われた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、歴代防衛大臣ら来賓の参列を取りやめ、例年より規模を縮小。岸田文雄首相、岸信夫防衛大臣、遺族ら約100人が参列した。
防衛省によると、昨年9月以降、公務に殉じた隊員18人(陸自12人、海自3人、空自2人、防衛医大1人)の名簿が新たに慰霊碑に奉納された。米国で今年2月、訓練中に練習機が墜落して死亡した空自隊員も含まれている。
岸田首相は「わが国の、領土、領海、領空、そして、国民の生命と財産を守り抜く自衛隊員として、その強い覚悟と責任感を持って、職務の遂行に全身全霊を捧げた皆様は、わが国の誇り。その尊い犠牲を無にすることなく、ご遺志を受け継ぎ、国民の命と平和な暮らしを、断固として守り抜き、世界の平和と安定に貢献するため、全力を尽くすことを堅う」と述べた。
自衛隊の前身である警察予備隊が発足した昭和25年以降、殉職隊員の累計は2019人(陸自1086人、海自470人、空自432人、その他31人)となった。