【2021年11月12日(金)2面】 <山形>神町駐20普連(連隊長・荒木1陸佐)は女性が活躍できる基盤を整えるために、昨年度を通して「女性活躍推進員会」を計4回実施した。

 会議では、「キャリアプラン(補職トラック)についての認識統一」「仕事と育児の両立」「女性活躍推進の背景」「女性自衛官の勤務・生活環境の基盤」など、さまざまな議題で討論を重ね、令和3年度から女性活躍推進の一連の活動を「Lady Go!プロジェクト」と名付けた。

 「Lady Go!プロジェクト」の一環として男性隊員との垣根の撤廃、女性自衛官の新規補職への配置などを具現化することを決め、各中隊は普通科中隊への女性自衛官曹士隊員配置のため、戦力化要領、受け入れ基盤の整備についての検討など計画的に準備を進めた。

 9月17日、連隊65年の歴史の中で初めて普通科中隊(1中隊2人、3中隊2人)に女性自衛官が配置され、「Lady Go!プロジェクト」は大きな一歩を踏み出した。

 20普連広報室は「『女性自衛官の活躍をもっと知ってほしい』という一心で全力を上げて調査を行った」としている。

4人の女性隊員コメント

 連隊65年の歴史の中で、普通科中隊に初めて女性隊員が配置された神町駐20普連。4人から気合のコメントが寄せられましたので紹介します。

 1中隊・齋藤1士 「訓練に邁進(まいしん)し、人のために一生懸命頑張れるかっこいい女性自衛官になりたい」 

 同・笠原2士 「『誰にでも優しくできる女性自衛官になること』を目標に、これからも頑張りたい」

 3中隊・海老名2士 「周りを明るくできるかっこいい女性自衛官になり、森2士と協力して訓練をこなしていきたい」

 同・森2士 「さらに自衛官としての知識を深め、信頼される女性自衛官になりたい。さまざまな教育訓練に参加したり、計画的に貯金をして私有車を購入したい」


◆関連リンク
陸上自衛隊 神町駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/jinmachi_hp/index.html

陸上自衛隊 第20普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/20i_hp/index.html