【援護】企業「積極的に活躍したい」|岡山地本
岡山地本(本部長・緒方1陸佐)は9月21日、イオンモール岡山内の「おかやま未来ホール」で自衛隊援護協会広島支部が主催する令和3年度「岡山地区合同企業説明会」を支援した。説明会は、来春任期満了を迎える隊員らが対象で、企業の採用担当者と直接面談し、仕事内容や雇用条件の確認など再就職に向けた準備を促進させるのが目的。
参加企業は、退職予定隊員への事前のアンケートを基に、選択肢を広げるという観点で、県内の企業・事業所から36社を招致。任期制隊員27人が参加した。隊員らは積極的に企業ブースを訪れて採用担当者の話に耳を傾け、自衛官らしさを前面に出して自らをアピールしていた。
参加した隊員からは、「高校を卒業し、自衛隊のことしか知らない自分に丁寧な説明をしてもらい、再就職に向けてより意欲が湧いてきた」「多くの企業を一度に回ることができ、不安の解消につながった」などの声が多く聞かれた。
企業からも、「若い自衛官が将来のビジョンをしっかりと持ち、誠実な受け答え、礼儀正しい姿に感銘を受けた。今後も自衛官を積極的に採用していきたい」「万全な新型コロナウイルス感染拡大防止対策がとられている中での開催で安心感があった。隊員からも再就職へ向けた熱い気持ちが伝わってきた。来年度も参加したいと思う」といった声が聞かれ、企業が求める人材像に自衛官が合致していることを改めて実感するとともに、就職援護制度に対する関心の高さもうかがえた。
岡山地本は「入り口(募集)とともに、出口(就職援護)も重点に置き、広く知ってもらえるようアピールを続けていきたい」としている。
【援護】隊員20人がアピール|長野地本
長野地本(本部長・三笠1陸佐)は9月28日、ホテルブエナビスタ(松本市)で一般財団法人自衛隊援護協会が主催する令和3年度「長野県任期制隊員合同企業説明会」を担任した。
説明会は、長野県内に再就職を希望する任期満了退職予定隊員を対象に、再就職活動の円滑化を図るのが目的。今年度は、退職自衛官雇用協力企業45社の協力を得て県内外から20人の退職予定隊員が参加した。
説明会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、午前、午後の2部制で実施。企業との面談では、退職予定隊員が事前説明会で関心を持った企業を8社選んで説明を聞き、不明な事項について質問するとともに、自己のアピールなどを行った。
また、緊急事態宣言が発令されている都道府県に所在する部隊の隊員はオンラインによる参加となったため、退職予定隊員は事前にオンライン要領の確認やラインチェックを入念に行って面談に臨み、企業は隊員が写るタブレット越しにパンフレットを見せて説明を行った。
参加した企業に対するアンケートでは「隊員の意気込みがよく伝わり、マッチングに結び付けたい隊員が多くいた」「オンライン面接は思った以上にスムーズに行うことができた」などの声が聞かれた。
会場では、部外講師2人を招へいし、中隊長等識能向上訓練を実施。「雇用情勢や面接における注意点」と題し、求人状況や企業面接の注意点などについて、また、「Z世代の就職価値観」をテーマに若者世代の就職意識や価値観についてそれぞれ講義があった。
長野地本は「説明会に参加した隊員全員が希望する企業へ再就職できるよう、所属部隊と連携して退職予定隊員に寄り添い、親身な就職の援助を行っていく」としている。