写真:歓喜に沸く連隊(連隊長の胴上げ) 滝川駐より

旅団射撃で3連覇|滝川駐10即機連

 【2021年10月13日(水)2面】 <北海道>滝川駐10即応機動連隊(連隊長・岡田1陸佐)は9月1、2の両日、北海道大演習場有明射場で実施された令和3年度「旅団射撃競技会」に参加した。連隊からは「共通の部」と「近接戦闘部隊の部」の2種目に14コ分隊、約100人の隊員が参加した。

 連隊は、圧倒的勝利による3連覇を目標に、選手・指導部・管理要員らが一丸となり、猛暑の中、射撃訓練に明け暮れた。

 8月31日、連隊は射撃競技会参加にあたり「出陣式」を実施。滝川駐伝統のしぶき太鼓の演奏の下獅子舞による「勝利の舞」を行うなど、連隊の士気を最高潮に高めて戦いに臨んだ。

 9月1日、と2日に戦いの火ぶたが切られ、連隊一丸となった応援の下、選手は練成の成果を遺憾なく発揮。共通の部」では、分隊、個人ともに上位を独占。第2位の連隊に大差をつけて優勝を収めるなど、圧倒的な強さを示し「旅団射撃競技会3連覇」を達成した。

 旅団表彰式の後、滝川駐で「凱旋(がいせん)式」を実施。3連覇を達成した選手たちを出迎え、祝福するとともに、縁の下の力持ちとして選手を支えた隊員を含め全隊員が「圧倒的勝利」の喜びに沸き、連隊長を胴上げし、令和3年度旅団射撃競技会の幕を下ろした。

出陣式で決意表明をする精鋭達

点呼を受ける隊員

激動後の射撃

正確・迅速な射撃

375会計隊、北方競技会でV|美幌駐屯地

 美幌駐に所在する375会計隊(会計隊長・西川1陸尉)は8月25日、遠軽駐で実施された令和3年度「北部方面会計隊会計実務競技会および持続走競技会」に参加した。

 競技会は、新型コロナウイルス感染対策として競技会場を8カ所に分けて実施。会計科特技能力と必要な体力の向上、部隊の団結の強化と指揮の高揚を図るのが目的。会計実務競技会は、特技検定と練度試験も兼ねて行われた。

 会計実務競技会は、幹部・上級・中級・初級の部でそれぞれ午前8時50分に開始され、375会計隊は総合平均点で1位となり、優勝を獲得した。また、持続走競技会が午後1時30分から実施され、10・20歳代の部、30・40歳代以上・女性の部が行われ、10・20歳代の部で大崎曹候生が3位、30歳代の部で堀3陸曹が1位の成績を収めた。併せて部隊対抗で優勝を勝ち取った。 

 表彰式は、9月16日に美幌駐で実施され、北部方面会計隊長の福岡1陸佐から手渡され、375会計隊にスキー競技会の優勝旗を含め3本の優勝旗が揃った。

優勝は102特大2中、101特大2中が準優勝

 <北海道>美幌駐101特科大隊(大隊長・原田2陸佐)は8月29日から9月7日の間、矢臼別演習場で1特科群が計画する令和3年度「#4群訓練」に参加するとともに、大隊は群実射検閲を受閲。併せて令和3年度「20H大隊実射検閲」を受閲し、令和3年度「20H砲班競技会(実射)」に参加した。

 実射検閲で伊藤群長は「弾先に意識を集中し、やるべきことをやれ」を要望。2日間の実射検閲が開始された。

 4日の実射検閲1日目は、前方の陣地でりゅう弾による実射が2課目行われ、5日の実射検閲2日目は、後方の陣地へ陣地変換し、噴進弾による実射が3課目。2日間で計5課目の射撃が実施された。

 大隊は、これまでの練成成果を遺憾なく発揮し、速度・精度ともに好評価を得て群実射検閲に貢献した。

 また、20H砲班競技会(実射)は、101、102大隊から各2個砲班の計4門で行われ、検閲2日間の射撃結果と7月6日に行われた20H砲班競技会(非実射)での得点も総合得点に加えられての競技会となった。 

 結果は、第1位に102特科大隊2中隊が、第2位に101特科大隊2中隊が受賞した。

会計実務競技会優勝

30代の部 1位 堀3陸曹


◆関連リンク
陸上自衛隊 美幌駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/butai/02_bihoro.html