射座へ前進する偵察警戒車
【北海道】陸自7師団(師団長・中村陸将)は8月2日から5日の間、北海道大演習場島松地区の第2戦車射場で令和3年度「偵察部隊合同訓練(偵察警戒車射撃)」を実施した。
訓練は、偵察行動から射撃までの一連の行動から、オートバイを活用した偵察行動を行った後、87式偵察警戒車2両が連携。搭載されている25ミリ機関砲、7.62ミリ車載機関銃を使用して、不意に現出する目標や移動目標に対し射撃を行い、分隊(班)長の射撃指揮、制限時間に命中した目標数などを点数化し、競技会形式で競い合った。
参加部隊は、7師団隷下部隊である11普連、71、72、73戦車連隊、7偵察隊の偵察部隊に加え、北海道に所在する他師・旅団の偵察隊であり、8月3、4の2日間で部隊ごとの練成射撃を、最終日の5日に競技会方式による射撃訓練を実施し、71戦車連隊偵察小隊が栄冠を勝ち取った。
7師団は「訓練を通じて、偵察部隊の射撃練度を確認するとともに、陸自唯一の機甲師団としてふさわしい精強な部隊であり続けるために、今後も練度向上に努めていく」としている。