レンジャー徽章授与
【新潟】高田駐2普連(連隊長・古賀1陸佐)は7月7日、「第38期部隊レンジャー集合教育」の帰還式を実施した。本来ならば隊員家族を招待し盛大に出迎えるはずだったが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、駐屯地所在隊員のみでの出迎えとなった。
午前8時30分、すべての任務を完遂した21人の隊員たちが象徴であるレンジャー旗を先頭に、泥だらけになりながらも精悍な顔つきで駐屯地内に進入してくると、駐屯地の隊員は惜しみない拍手で盛大に出迎えた。
引き続き行われたレンジャー徽章授与で、任務を完遂した隊員に対し連隊長より一人ひとりに光り輝くレンジャー徽章が授与された。
連隊長は「全ての任務の完遂、本当におめでとう。レンジャー徽章は皆の意志の固さ、決意の固さを表したものであり、また諸官らは部隊の強靭性の基準である。ここがゴールではない、引き続き技術を磨き、体力を向上させさらなる高みを目指して錬磨するとともに、誇りを持ってこのレンジャー徽章に恥じぬよう行動してもらいたい」と述べた。
その上で、「皆を支えてきた教官・部隊、家族への感謝を忘れず、これから部隊の核となり引っ張っていくような存在になってもらいたい。本当にお疲れ様。見事だった」と訓示。過酷な訓練を乗り越え、帰還した精鋭たちをたたえるとともに今後の活躍に期待を寄せた。