油圧ショベルによる書道
【茨城】古河駐1施設団(団長・仲西陸将補)は6月5日、同駐で古河駐創立67周年と1施設団創隊60周年記念行事を挙行した。
例年は駐屯地を一般開放し、平素から1施設団、古河駐への理解・支援に感謝の意を表していたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、古河駐所在隊員のみの部内行事として実施した。
記念行事の実施にあたり、1施設団長兼古河駐司令の仲西将補が行事の意義として(1)伝統の重みや崇高な使命の自覚(2)地域と国民への理解の促進と信頼の醸成(3)次年度への継承-の3点を明示し、全隊員に徹底した。このため、今年度は映像記録班が記念行事準備の段階から普段見ることのない視点で映像を撮影し、SNSを活用した情報発信を準備した。
記念式典当日、団長は「世界が新型コロナウイルスの脅威に翻弄され、日本が未曽有の国難に直面している時こそ、われわれ自衛隊員は、国民の心の牽引者として、光り輝く未来を目指し、一丸となってこの難局を乗り越えていかなければならない」と式辞を述べた。
続く市町旗の紹介では、自治体などに対して平素からの理解・協力に対する敬意を払うため、隊区災害派遣である古河・霞ケ浦分区の市町旗を紹介した。
また、観閲行進では、初動対処部隊(ファストフォース)や、駐屯部隊による特大型ダンプ、03式中距離地対空誘導弾などによる車両行進を行った。終盤には、301ダンプ車両中隊による施設技術披露として油圧ショベルによる書道展示が行われ、古河駐の「古」が書き表された。
1施設団は「今回撮影された動画は、1施設団公式ツイッター、新設したYouTube『陸上自衛隊古河駐屯地 第1施設団公式チャンネル』で配信中。ぜひ、ご家族、友人らと行事の動画を楽しんでもらいたい」としている。