申告(大津駐屯地)
大津駐中部方面混成団(団長・芝1陸佐)は6月23日、松山駐を皮切りに豊川、大久保、大津の各駐屯地で第17期一般陸曹候補生(男子)約920人、自衛官候補生(女子)約250人の修了式を実施した。
式で混成団長は、「桜が咲く頃、不安を胸に駐屯地の門をくぐって3カ月。自衛隊での慣れない生活や初めての訓練に苦労した者も多かったと思うが、最後までよく頑張った。まずは一つ、前期教育という高い壁を乗り越えたわけであるが、すぐに後期教育、それが終われば部隊に配置され、中には実際に任務につく者も出てくる。君たちの行く手には、次から次に乗り越えなければならない試練が立ちはだかっている。人生とはそういうものである」と述べた。
その上で、「それらの試練に立ち向かうか、あきらめるのかは君たち自身の心が決める。心を強く持って新たな一歩を踏み出してもらいたい。どうしても心がくじけそうになった時には、区隊長なら、班長なら何と言うか心の中に思い浮かべてみろ。きっと君たちの進むべき道を示し、背中を押してくれるはずだ。後期教育での健闘を祈る」と訓示した。
修了行進では、前期教育を通じて得た自信と後期教育に向けての希望を胸に、堂々と行進する新入隊員の姿が見られた。