奈良地本(本部長・熊井事務官)は6月19日、奈良県防衛協会が主催する「第36回自衛隊奈良定期演奏会」を支援した。演奏会は、平成23年の東日本大震災での中止を除き、昭和59年から継続して実施されていたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった。

 今回は感染拡大防止の各種対策に万全を期して来場者数を制限し、約500人での開催となった。

 演奏会では、支援した海自舞鶴音楽隊の演奏が聴衆に感動を与えるとともに、民族楽器を使用した演奏曲や各種ゲームなど趣向を凝らした内容で、会場は大いに盛り上がり、来場者は楽しいひと時を過ごしていた。

 また、演奏会に県内高校吹奏楽部を一部招待し、本物の演奏を聴く機会を提供した。

 招待者の生徒からは、「最高の音楽演奏が聴けた。自分も演奏技術をもっと磨いていきたい」と前向きな発言も聞かれた。

 演奏会の司会は例年、奈良地本の要員で実施していたが、今年はコロナの影響で活動の機会が減少した奈良県立奈良北高校放送部に進行を依頼した。舞台上では、放送部としての練成の成果を遺憾なく発揮。和やかな雰囲気に花を添えた。

 担当した放送部員からは「大変緊張したが、ありがたい機会だった。これまで練成してきた成果を精一杯発揮できた」と感謝の言葉があった。

 奈良地本は「引き続き防衛協会などと連携した防衛基盤の充実と、あらゆる場を通じ県民との接点保持による自衛隊への理解促進・志願者獲得に努力していく」としている。

奈良シティコンシェルジュと高校生司会による制服紹介

NARAシティコンシェルジュ

エントランスでの受付

演奏会終了後の見送り

主催者(防衛協会)との記念撮影


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自衛隊 奈良地方協力本部
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