実は、お父さんの職場での体験学習でした
【長崎】陸自対馬警備隊(警備隊長・山口1陸佐)は6月1、2の両日、対馬市立久田中学校2年生2人に対し、職場体験学習支援を実施した。
1日目は、自衛隊の概要説明、基本教練、救急法、装具装着体験、2日目は、人命救助システムの体験、指紋採取体験、ロープワーク、体力検定、体験試乗を行った。
特に、人命救助システムの体験実習では、災害救助資材の一つである破壊型構造物探索器(通称・スコープ)が一番人気で、繰り返しスコープの操作を体験していた。
また、「東日本大震災における災害派遣体験談」では、真剣な表情で時折涙を浮かべながら、耳を傾けていた姿勢が印象的だった。
2日目の最後の課目、体験試乗では、訓練場に用意された軽装甲機動車の迫力にびっくりした表情を浮かべ、「日頃乗ることができない車に乗れて楽しかった」と満面の笑顔で喜んでいた。
2日間、天候にも恵まれ、職場体験初日は、不安と緊張した面持ちで来隊した生徒たちだったが、各課目を体験していくにつれその表情もほころんで会話も増え、中学生らしい若さあふれる姿勢で終始課目を体験し、2日間の日程は終了した。