移動間に対空警戒にあたる隊員
岩手駐東北方面特科連隊(連隊長・香川1陸佐)は5月17日から23日の間、令和3年度「第2回連隊集中野営」を実施した。訓練は、4大隊、情報中隊の検閲を実施し、部隊の訓練練度を評価・判定して、じ後の進歩向上を促すのが目的。
訓練開始前に、法令試験・救急法・格闘について検証を実施。知識と基礎的戦闘力の練度を確認した後、さらなる練度向上のため錬磨の道場へ前進を開始した。
初夏を思わせる暖かな陽気の中、部隊は防御戦闘における集結地から主陣地構築までの一連の流れを訓練。この間、航空攻撃・遊撃(ゲリラ)などあらゆる状況に適切に対処するとともに、訓練開始時とは一変した大雨にも臨機応変に対処し、構築中の陣地の健在性を確保しつつ任務を粛々と進めた。
訓練終了後には、連隊の認識を統一するための意見発表の場が設けられ、今後取り組むべき項目などを洗い出し、じ後の訓練の資を得た。
東北方特科連隊は「『ONE TEAM』を合言葉に、一丸となって今年度予定されている初の連隊検閲受閲に向け、さらなる練度向上を図っていく」としている。