【愛知】空自小牧基地(司令・佐藤空将補)はこのほど、行動災害派遣命令に基づき、福岡空港から伊丹空港までの長距離患者搬送を行った。患者は小児で、呼吸器疾患に対する肺移植が早急に必要な容態だった。
前日に、患者情報を入手するとともに細部調整を行って検討。その結果、搬送が実施されることとなり、翌日の早朝出発と時間が切迫した中での災害派遣となった。
今回の任務では、体外式膜型人工肺(ECMO)などの医療資器材の固定方法などの調整の時間が短かったが、航空機動衛生隊のチームワークと柔軟な対応力で、無事に長距離患者搬送を完遂することができた。
小牧基地は「いつもと同じく1輸送航空隊からの絶大なる支援を受け、無事に任務が完遂できた」としている。