レンジャー旗とともに走る隊員(体力調整)
【愛知】守山駐35普連(連隊長・柳田1陸佐)は3月29日、第55期部隊集合教育「レンジャー」の訓練開始式を実施した。体力検査、泳力検査、身体検査といった厳格な資格検査に合格した隊員20人が過酷な教育に挑む。
初めに柳田連隊長が伝統あるレンジャー旗を授与し、「遊撃行動により困難な状況を克服して任務を完遂する能力と精神力を付与し、レンジャー隊員として必要な知識、技能を習得させる」という教育目的を述べた。
続いて、(1)体力・気力の限界においても不撓不屈の精神で任務を完遂する「耐えて完遂せよ」(2)真に困難な状況に陥った時に、互いに助け合い、あらゆる試練や困難を克服し、一丸となって任務を完遂する「強固な団結」(3)レンジャー教育がいかに危険で、ややもすると命の危険にさらされる教育であることを肝に銘じる「安全管理の万全」ーの3点を要望した。
レンジャー学生たちは、緊張感漂う中、あらゆる困難に立ち向かう覚悟を決めた力強いまなざしで訓示を受けていた。
また、「憧れの先輩隊員のようにレンジャー徽章を手にしたい」「レンジャー隊員となり部隊に貢献したい」「強い自衛官になりたい」など、訓練への強い意気込みを語った。
今後、段階的な体力調整やロープ訓練、コンパス行進などの基礎的技能の習得や体力練成の期間を経て、培った技術と体力を発揮する総仕上げとして、岐阜県白川町とその周辺地域において各種想定に基づく生地行動訓練が行われる。
訓練開始式後、間髪入れず体力調整が行われ、学生たちの「レンジャー」という大きな掛け声が響き渡った。
35普連は「幾多の困難を克服し、全ての訓練・任務を完遂したその先に、栄誉と輝くレンジャー徽章が待っている」としている。
◆関連リンク
陸上自衛隊 守山駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/butai/sta/moriyama/index.htm
陸上自衛隊 第35普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/butai/butai/35i/
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