96式40mm自動てき弾銃射撃
【北海道】名寄駐3普連(連隊長・山﨑1陸佐)は4月5日から21日の間、上富良野演習場で令和3年度「第1次連隊野営」を実施した。基礎となる部隊以下を練成し、小隊と中隊の練度を段階的に向上させるとともに、各種射撃訓練により射撃能力の向上を図るのが目的。約300人が参加した。
雪解けが進み、春を感じさせる気候の中、小火器、部隊装備火器、迫撃砲による射撃訓練と各中隊長計画による小隊などの訓練を実施した。
部隊装備火器による射撃訓練では、本部管理中隊が9ミリ拳銃射撃、70式地雷原爆破装置、指向性散弾による爆破訓練、1中隊が96式40ミリ自動てき弾銃射撃、2中隊が110ミリ個人携帯対戦車弾縮射弾射撃、3中隊が84ミリ無反動砲縮射弾射撃、重迫撃砲中隊が12.7ミリ重機関銃射撃をそれぞれ担任。早朝から夜間にかけて射撃訓練を実施し、各種射撃能力の向上を図った。
また、3普連は、3月1日から担任している令和3年度「師団集合教育部隊レンジャー」のための準備訓練を行い、4中隊は対抗部隊として重要施設防護訓練を実施した。
3普連は「各中隊は整斉と各種訓練を行い、それぞれの任務を完遂した。今後も基礎となる部隊以下の練成を継続し、部隊の精強化に努めていく」としている。