開始前お互いに服装チェック
岩手駐東北方面特科連隊(連隊長・香川1陸佐)に4月1日、自衛官候補生が着隊した。4月10日には令和3年度「自衛官候補生入隊式」を実施し、自候生たちが自衛官への第一歩を踏み出した。
自候生が期待と不安の中、着隊
当日は春の暖かな陽気に包まれ、駐屯地に続々と自候生が訪れた。期待と不安の中、受け付けを済ませ、身体検査や自候生として入隊の適性があるかの最終判断を受けるとともに、装具の交付を受けた。自候生たちは身の回りの整理・整頓を行い、集団生活への準備を済ませた。
その後、区隊長から自候生としての心構えや社会に対する責任について説明を受け、宣誓書に署名・捺印。晴れて自候生として認められた。
<防衛日報 2021年4月20日(火)2面>
「仲間を助けられるように」自候生が決意を表明
4月10日、令和3年度「自衛官候補生入隊式」を実施した。式には、自候生の家族のほか、宮古、八幡平、滝沢、矢巾、金ケ崎の5市町の首長や自衛隊協力会岩手県連合会の熊谷祐三会長ら多数の来賓が出席し、29人の自候生を見守った。
自候生を代表して、一関市出身の菅原自候生が辞令書の交付を受けて申告。その後、自候生全員が力強く、元気あふれる宣誓を行った。式辞で香川連隊長は「ONE TEAM」を要望。「仲間を大切にして困難を乗り越え、3カ月後には立派に成長した姿を家族に見せることができるように」と激励の言葉を述べた。
終了後には、制服に身を包んだわが子と対面して感慨深げな家族の姿が見られ、代表を務めた菅原自候生は、「まずは自分のことをしっかりできるようになり、仲間を助けられるようにしたい。体を鍛え、任務を全うできる自衛官になりたい」と決意を表明した。
<防衛日報 2021年4月23日(金)2面>