大阪地本(本部長・濱田陸将補)は3月1日から4日の間、来春卒業予定の大学生に対する募集情報の解禁に伴いリクナビとマイナビが実施した合同企業説明会に参加し、自衛隊を広報した。会場に設置されたブースには、就活中の学生184人が訪れた。また、Webによる説明も実施し、会場に来られなかった多くの学生にも自衛隊の活動や採用制度の概要などについて情報を発信した。

 今回は、学生に自衛隊をより身近に感じてもらえるよう、陸自3師団からリクルータの支援を受け、懇談や質疑応答を中心に説明した。

 リクルータとして参加したのは、一般幹部候補生として採用され36普連に所属する田中3陸尉、3後方支援連隊の平山3陸尉、3通信大隊の濱田陸曹長(その後3尉に昇任)の3人。

 質疑応答では、幹候生の採用試験や学生生活、卒業後の職種選定、若手幹部の勤務内容などについて多くの質問があった。

 3通信大隊の濱田曹長は、濱田本部長の長男で、今回は息子が父の業務を支援する形になった。濱田曹長は、最初は少し照れていたが、幹候生の魅力や幹候校での生活、教育内容について丁寧に説明し役割を果たした。

 ブースを訪れた学生からは、「具体的な話が聞けてよかった」「採用試験に向けた勉強への取り組み方が理解できた」「幹候校での生活や教育内容が分かり、不安が解消された」「もっと自衛隊の活動、職種、職域などについて知りたい」などの声が聞かれた。

 大阪地本は「引き続き新型コロナウイルス感染症対策を万全にして、就活生のニーズに合った説明会を行うとともに、リクルータを積極的に活用して募集対象者に対して自衛隊の魅力を発信し、一人でも多くの優秀な人材の確保につながるよう取り組んでいく」としている。


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