【宮崎】都城駐43普連(連隊長・中尾1陸佐)は3月8日、霧島演習場の野焼きを担任、実施した。野火などによる火災の未然防止、害虫駆除、訓練環境の維持向上が目的。

 今年度は43普連、12普連(国分駐)、24普連と西方特科連隊(えびの駐)の隊員約600人を演習場内に配置し、担任官兼整備隊長の43普連副連隊長、年森2陸佐が陣頭指揮を執った。

 前日までの雨の影響が懸念されたが、近隣の警察や消防団などの支援も得て、予定より1時間遅れて午前11時に火入れを実施。雨で湿った草木はなかなか燃え広がらず悪戦苦闘したが、午後1時頃には太陽が顔を出し、草木は炎柱を上げて燃え広がった。

 43普連の指揮官を務めた1中隊長の甲斐1陸尉は、「安全管理を最優先に考え、事故のないよう整備にあたりたい」と話し、航空機で上空から作業の進捗状況を確認。野焼きは順調に進み、無事終了した。

 都城駐広報室は「霧島演習場は4月頃には新芽が出始め、6月頃には緑色の草原へと生まれ変わる」としている。


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陸上自衛隊 第43普通科連隊
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