【香川】陸自14旅団(旅団長・遠藤陸将補)は2月10日から13日の間、令和2年度「旅団災害対処演習」を行った。旅団の災害対処能力の向上を図るのが目的。

 演習は南海トラフ地震の発生を想定し、旅団指揮所を香川県の善通寺駐から高知駐へ移設する指揮所開設訓練、旅団司令部と各部隊が連携した初動対処訓練を実施した。

 また、令和2年度「日米共同統合防災訓練」の基盤などを活用した在日米軍との救援物資の輸送や救出救助における共同対処訓練、海自の艦船(輸送艦「しもきた」)を拠点とした救出救助活動とDMATなどと共同した応急救助などの連携要領を確認した。

 14旅団は「新型コロナウイルス感染症対策の処置を講じつつ、訓練を通じて、南海トラフ地震発生時における在日米軍、関係省庁、関係地方公共団体などとの連携による震災対処能力の向上を図ることができた」としている。

日米共同での救出救助訓練(高知県へ向け離陸)

海岸に揚陸するエアクッション艇(LCAC)

浜辺に上陸する第50普通科連隊

派遣準備を行う第14施設隊

作戦指揮を執る遠藤旅団長(写真中央)


◆関連リンク
陸上自衛隊 第14旅団
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/14b/