埼玉地本(本部長・山下1空佐)は12月20日、空自入間基地で実施された体験搭乗に、採用試験に合格した入隊予定者とその家族ら計17人を引率した。

 陸自東部方面総監部募集課が航空総隊の支援を得て定期的に体験搭乗を企画し、各地本が参加者を募って引率している。埼玉地本は、昨年8月30日に続き今年度2回目の参加。

 新型コロナウイルスの感染拡大により搭乗者数を通常の半数とし、フライトごとに機内の消毒を行うなど、感染症対策を徹底した。入間ヘリコプター空輸隊のCH47J輸送ヘリに搭乗した入隊予定者は、「空から紅葉が楽しめた」「スカイツリーが小さく見えて感動した」と興奮した様子で話していた。

 体験搭乗には入間基地広報班も協力。各地本からの参加者全員に「航空救難団クリアファイル」をプレゼントしたほか、基地売店と調整し、自衛隊グッズの販売ブースを設けた。

 埼玉地本は「入間地域事務所の広報官は、空自隊員の職務を参加者に説明できたと満足そうだった。今後もこのような取り組みで入隊予定者の不安を払拭し、入隊をサポートしていく」としている。


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