第30代24普連長兼駐司令 一宮大介1陸佐
【宮崎】えびの駐に12月22日、第30代24普連長兼駐司令として一宮大介1陸佐が着任し、紹介行事と着任式が行われた。
陸自西部方面混成団長の古庄1陸佐から経歴などが紹介された後、着任式で一宮司令が所在隊員らにあいさつ。司令は着任の辞で、令和2年7月豪雨での24普連の災害派遣活動に触れ、「自衛隊の災害派遣活動を伝えるたくさんの写真で、孤立した住民に物資を届けるために道なき道を突き進む24普連を撮った1枚があり、私は遠く離れた北部方面総監部で勤務していたが、あらゆる地形や気象を克服して厳しい任務を完遂する普通科部隊のあるべき姿を目撃し、心を揺さぶられた」と隊員をたたえた。
その上で、「本日から第30代連隊長として指揮をとることを心から光栄に感じるとともに、身の引き締まる思いである」と述べた。
また、コロナ禍における自衛隊の活動にも言及し、「(新型コロナウイルスの感染拡大は)隊務運営にも影響を及ぼしているが、わが国の平和と安全を脅かす相手や事象に対し、われわれは少しの隙も作ってはならない。いついかなる任務においても、常備自衛官と即応予備自衛官が一体となって必ず完遂できるよう、連隊長として全身全霊をもって取り組む覚悟である」と決意を表明。隊員には「明るく、強く、逞しく」を要望した。
着任式終了後、状況報告を受け、初度巡視を実施。各施設や即応態勢を確認し、新体制に向け新たな一歩を踏み出した。