【栃木】陸自航空学校宇都宮校(校長・酒瀬川1陸佐)は1月6日、令和3年の訓練始めとして、北宇都宮駐で航空安全を願って「年頭編隊飛行訓練」を行った。例年、訓練展示を兼ねて多くの来賓を招いているが、今年は新型コロナウイルス感染防止に配慮し、規模を縮小して実施した。
訓練開始にあたり、酒瀬川校長が「令和3年は、新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、防衛・警備任務と東京オリンピック・パラリンピックへの協力を達成する重要な年。強靭な航空戦士を育成するため、全職員が心を一つにして訓練に臨んでもらいたい」と訓示した。
編隊はTH480B練習用ヘリコプター、UH1J多用途ヘリコプター各5機の2機種10機で構成され、編隊長として先頭機に搭乗した校長の指揮の下、一斉に新春の蒼天に舞い上がった。
例年よりやや短い飛行経路だったが、きれいな隊形を保持した編隊は、飛行場で手を振る宇都宮校の職員の上空を通過。全機異状なく着陸し、訓練は無事終了した。