【茨城】勝田駐(司令・山﨑陸将補)は12月2日、令和2年度「第2回調理コンテスト」を実施した。同駐の調理技官3人の技術を向上させ、今後の献立の充実につなげるのが目的。今回初めて「汁物」を課題とし、使用食材を豆類、海藻類、芋類に指定した。

 小林技官は、冬の根菜を具に、豆乳と味噌を調和させた「豆乳味噌汁」を仕上げた。西野技官は、プチトマトの酸味が絶妙なアクセントになっている「洋風野菜スープ」で勝負。西川技官の「ピリ辛の韓国風スープ」は、辛さの中に貝のだしを最大限にきかせ、それぞれが限られた食材で創意工夫を凝らした汁物を完成させた。

 3人は調理後、それぞれコンセプトなどを説明。審査項目は、「味」「価格」「大量調理の容易性」「食材の工夫」などで、山﨑司令以下、最先任上級曹長、営内者代表ら約30人が審査員を務めた。厳正な審査の結果、西野技官の洋風野菜スープが審査員の約半数の票を獲得して優勝した。

 今回のコンテストで開発されたメニューについては、逐次献立に反映される。

 勝田駐は「来年度、創立70周年を迎える勝田駐では、70周年記念メニューを考案する予定なので楽しみにしていてほしい」としている。

調理技官のメニューコンセプト説明(左より小林技官、西野技官、西川技官)

左より、冬の根菜豆乳味噌汁(小林技官)、洋風野菜スープ(西野技官)、あさりの韓国風スープ(西川技官)

審査及び駐屯地司令から総評

駐屯地朝礼における駐屯地司令より表彰を受ける西野技官

優勝した西野技官(普段の調理風景)


◆関連リンク
陸上自衛隊 施設学校(勝田駐屯地)
https://www.mod.go.jp/gsdf/shisetsu/es-hp/