熊本地本(本部長・仲西1陸佐)は12月20日、北熊本駐で令和2年度「予備自衛官補辞令書交付式」を実施し、新たに23人(技能9人、一般14人)に予備自補としての辞令書を交付した。予備自補の採用は通常年2回(7、12月)実施されるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により7月の採用は見送られ、今年度初の採用となった。

 参加者は予備自補制度について教育を受けた後、緊張した表情で交付式に臨んだ。参加者の一人、山添紗恵さんは、夫が即応予備自衛官として令和2年7月豪雨での災害派遣に出頭。その際、被災地で活躍する夫の姿をSNSを通じて見て誇りに感じ、「自分も予備自となり、少しでも人の役に立ちたい」という思いに駆られ、予備自補を志願した。

 山添さんは「今後は夫婦で即自、予備自として訓練に励み、明るい未来を担っていきたい」と語り、「将来は即自になりたい」と意欲を見せていた。

 熊本地本は「今後もよりよい訓練環境の構築のため関係各所との連携を密に図り、予備自らに寄り添い、堅固な関係を維持していく」としている。

 


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