佐賀地本唐津出張所(所長・竹村2空尉)は11月15日、海自護衛艦「すずつき」が佐世保市の倉島岸壁で実施した体験航海に佐賀県在住の募集対象者9人を引率した。体験航海は、新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、しばらく佐賀周辺で実施されておらず、佐賀地本としては1年ぶりの支援となった。

 今回の体験航海は、艦内への立ち入りが制限され、体験喫食が取りやめになるなど感染防止対策が講じられた。通常とは異なる内容だったものの、搭載されている62口径5インチ砲の操法展示や乗員によるラッパ吹奏を実施。

 また、上甲板をステージに見立て、乗組員がモデルとなって海自のさまざまな制服を紹介するファッションショーなど、趣向を凝らした企画が行われた。ラッパ吹奏時にはトランペットの経験がある参加者が実際に吹奏を体験する機会も与えられ、参加者は満足した様子だった。

 唐津所は「コロナ禍で、募集対象者らに対するイベントが十分にできない状況だが、このような機会を積極的に活用し、自衛隊への理解と関心を深めてもらい、募集につなげていく」としている。

すずつきの62口径5インチ砲と参加者

乗員のラッパ吹奏を見学する参加者

すずつき乗員からラッパ吹奏の手ほどきを受ける参加者


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自衛隊 佐賀地方協力本部
唐津出張所
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