広島地本(本部長・鷹尾1海佐)はこのほど、広島市の宇品外貿ふ頭で海自練習艦「しまゆき」の支援を受けて募集対象者とその家族ら約60人の艦艇体験航海を行った。新型コロナウイルス感染拡大のため、一般公開は行わなかった。

 参加者には事前に検温の記録をつけてもらい、受付でも体温の測定を実施。3密を避け、少人数のグループに分かれて乗船し、艦首や飛行甲板に分散して航海を行うなど、感染防止策を徹底した。

 艦上では手旗信号とラッパ奏吹、制服や各種装備の展示などが行われた。中でも間近で見るアスロックランチャーや76ミリ速射砲の操法展示の迫力に、参加者は驚きの声を上げていた。

 2日間にわたり3度行われた体験航海は、いずれも程よい風と瀬戸内海の穏やかな波に恵まれた。各展示担当自衛官はきびきびとした動作で説明にあたり、約1時間の航海はあっという間に終了。タラップを降りた参加者は、最後にしまゆきをバックに記念写真を楽しんでいた。

 広島地本は「限定された体験航海だったが、少人数であるがゆえに参加者にとってはより印象深いものになったと思う」としている。


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