【山形】神町駐20普連(連隊長・梶1陸佐)は10月20日から25日の間、宮城県の王城寺原演習場で5夜6日にわたり令和2年度「第1次基礎となる部隊の訓練検閲」を実施した。検閲課目は「行進に引き続く陣地防御に任ずる増強普通科中隊、情報小隊、施設作業小隊の行動」。防御課目では1中隊が5年ぶり、情報小隊と施設作業小隊が6年ぶりの受閲となったほか、重迫撃砲中隊も実射検閲を受閲した。

 20日午後1時、受閲部隊は車両により梯隊(縦に車列を組む行進隊形)を組み、神町駐を出発。操縦手と車長は相互に連携を取り合い、約10時間、430キロの車両行進を安全・確実に実施し、王城寺原演習場に集結した。

 21日、重迫撃砲中隊の実射検閲が行われ、前進観測班の迅速な着弾の判定・修正を基に、射撃指揮班が正確に射撃諸元を算定。砲側では、それぞれが必中の精神で迅速確実な砲操作により射撃を行った。

 状況間、1中隊は掩蓋材を適切に使用し、堅固な陣地を構築。昼夜の寒暖差が激しい中で作業を行い、陣地を概成させた。施設作業小隊は、地雷埋設を行う際、土質・植生などに応じた掘開法を選定。へリボン障害として指向性散弾を設置するなどした。

 防御戦闘間、情報小隊は監視所を構築するとともに、敵情を発見すると速やかに砲迫火力を要求。主動的な情報活動を行い、連隊の情報活動と戦闘に寄与した。一方、1中隊は障害を処理して攻撃してくる敵装甲車などに対し集中的に火力を発揮。損耗を局限して強靭な防御戦闘を継続し、与えられた任務を完遂した。

 27日、訓練終了後の研究会を実施。最先任上級曹長の統制により、隊員の基礎動作、戦闘様相、成果と教訓について認識を統一した。

 20普連は「令和3年度に予定されている連隊訓練検閲に向け、さらに邁進(まいしん)していく」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 神町駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/jinmachi_hp/index.html

陸上自衛隊 第20普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/20i_hp/index.html