【長野】松本駐13普連(連隊長・伊藤1陸佐)は9月30日から10月16日の間、陸自幹部候補生学校(福岡県)の第101期一般幹部候補生15人(うち女性4人)の部隊実習を受け入れた。

 13普連は毎年この時期、受け入れ職種が決定する前の幹候生に対し、空中機動部隊として連隊の全隊員が恒常的に練成するリペリング降下を体験させている。リペリングは、ヘリコプターや建物の屋上などからロープで降下する方法。

 幹候生たちは、地上でロープなどの基本的な技術を学んだ後、高さ15メートルのレンジャー訓練塔の最上段へ。降下準備を整えてスタンバイし、教官の号令で一人ずつ降下した。

 当初は恐怖心から足がすくみ、なかなか飛び出せなかったり、叫び声を上げる幹候生もいたが、繰り返し練成するうちに連隊の隊員と同じように降下できるようになった。

 幹候生の一人は、「初めてのリペリング降下で最初は緊張したが、気持ちよく降下できるまで練成できた」と自信を持った様子で話していた。

 幹候生15人は、部隊の隊員と寝食をともにして部隊の実状を体感。いったん幹候校に戻り、来年2月にそれぞれの職種・部隊に配属される。


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陸上自衛隊 松本駐屯地
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