予備自5日間招集訓練を支援 240人が参加｜宮城地本

多賀城駐屯地に128人

　宮城地本（本部長・古屋1陸佐）は9月11日から15日の間、多賀城駐で東北方面混成団が担任実施した予備自衛官5日間招集訓練を支援した。

　4、5月の訓練が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったため、公募予備自以外の5日間訓練では今年度宮城県内初で、128人の予備自が参加した。

　初日は90人が出頭し、宮城地本が予備自等制度の教育と即自有資格者への志願勧誘を行った。

　最終日に表彰式を実施。中村副本部長が上限任満の1人に方面総監からの顕彰状を伝達し、栄誉をたたえた。また、昨今の予備自の災害招集を踏まえ、「存在する予備自から必要とされる予備自になった」と話し、「訓練に出頭し、練度を維持してもらいたい」と訓示した。

　宮城地本は9月25日から29日の間、船岡駐で10施設群が担任実施した予備自衛官5日間招集訓練を支援した。同駐での5日間訓練は今年度初。予備自112人が参加した。

　宮城県内では新型コロナウイルス感染症の陽性者が増加傾向にあったため、初日の地本による教育は、教場での密を避けるため2回に分けて実施。感染拡大防止に万全を期した。

　最終日、中村副本部長が勤続5年の3人に本部長表彰状を、上限任満の1人に方面総監からの顕彰状を伝達し、栄誉をたたえた。

　宮城地本は「今回の訓練を皮切りに、今年度は11回の5日間訓練を予定している。引き続き予備自本人、訓練部隊と連携を図り、訓練出頭率の確保を目指す」としている。