【兵庫】伊丹駐36普連(連隊長・伊藤1陸佐)は9月15日、同駐で部隊集合教育「レンジャー」の訓練開始式を実施した。

 教育は、あらゆる状況下において任務を完遂する能力と精神力を養い、真に戦えるレンジャー隊員を養成するのが目的。1中隊長の池田1陸尉を担任官とし、各中隊から選抜された隊員(資格検査合格者)30人が参加した。

 ロープ訓練では、最初に胆力試験でロープの信頼性・強度を確認し、高所で行動する際の度胸を養った。急激な凹地や絶壁などの各種地形を克服するため、ロープ橋での渡橋、バディと連携した組登はんによる垂直壁の登降技術を習得。体力調整では、懸垂や持久走でレンジャー隊員としての実戦的体力を養った。

 36普連広報班は「レンジャー学生は大雨をものともせず、自らの限界に果敢に挑戦し続けていた」としている。

▽▼ 上記記事(2020年10月21日(水)紙面)に掲載した以降の訓練写真も掲載致します ▼▽

山地潜入総合訓練(2020年9月29日~10月1日)

 レンジャー教育隊は9月29日から10月1日の間、兵庫県西宮市の蓬莱峡で山地潜入総合訓練を実施した。教育期間中の行動訓練を見据え、山地潜入技術を修得させるのが目的。

 レンジャー学生は、初めての訓練に緊張した表情を見せていたが、これまでの基礎訓練で得た登降技術を駆使して次々と困難な地形を克服した。

水路潜入訓練(2020年10月7日)

 10月7日、大津駐屯地に隣接する琵琶湖を使用し、水路潜入訓練を実施した。水路を利用した潜入又は河川、湖沼、海等の通過技能を修得するのが目的。

 学生たちは、偵察ボートの運搬、乗舟・離着岸、転覆ボートの復旧、漕法の基礎動作及び漕舟指揮などを反復演練した。


◆関連リンク
陸上自衛隊 第36普通科連隊
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陸上自衛隊 中部方面隊
・中部方面隊の任務
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