【北海道】岩見沢駐12施設群(群長・末継1陸佐)は9月12日、同駐で令和2年度「新隊員特技課程(施設)と一般陸曹候補生課程後期(施設)の教育修了式」を実施した。両課程の54人が施設科隊員としての第一歩を踏み出した。

 隊員たちは7月から約2カ月半の間、炎天下の中で真っ黒に日焼けしながら、木工や植工、連結、重材料運搬を繰り返し演練。手にまめを作りながらの漕舟、一挙手一投足に神経を集中させた爆破など、体力的にも精神的にもつらい訓練を同期と切磋琢磨(せっさたくま)して乗り越えた。

 また、作戦の全局面で、特有の施設技術能力を駆使して作戦部隊の任務達成に寄与しなければならないという施設科隊員としての使命を自覚し、技能をおおむね習得した。 

 群長の末継1佐は修了式で、「部隊は、諸官を新たな戦力として迎えることを心待ちにしている。その緊張や不安を自信と力に変えて、元気な顔でそれぞれの部隊へ着隊してもらいたい」と式辞を述べた。

 12施設群広報班は「新隊員たちは、新たな伝統を継承する立派な施設科隊員として第一歩を踏み出した」としている。

植工

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重材料運搬