群馬県高崎市の養豚場で飼育されている豚が、伝染病CSF(豚熱)に感染していることが確認された。同県は9月27日、この養豚場が飼育するすべての豚約5400頭の殺処分を決め、同日午後6時40分に県知事から陸自12旅団長(相馬原駐)に対し、殺処分などの支援に係る災害派遣要請があった。

 統合幕僚監部によると、自衛隊は27日午前8時から、12後方支援隊(新町駐)を基幹とする対処部隊(約200人)が9個班(1個班約20人)を編成。12後支隊のほかに12対戦車中隊(同)、12高射特科中隊(相馬原)、12施設隊(新町)、12通信隊(相馬原)が出動した。

 隊員は6時間ごとのローテーションを組み、CSFウイルスの拡散を防ぐため24時間態勢で豚舎内における豚の追い込み作業や殺処分された豚の運搬支援など任務にあたっている(9月29日現在)。


◆関連リンク
陸上自衛隊 第12旅団 - 第12旅団について
第12旅団の編成
https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/12b/ryodannituite/ryodannituite.html

陸上自衛隊 第12旅団
https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/12b/

防衛省 統合幕僚監部 - 報道発表2020年9月
群馬県高崎市におけるCSF(豚熱)発生に係る災害派遣について(PDF)
https://www.mod.go.jp/js/Press/press2020/press_pdf/p20200929_01.pdf