【宮崎】えびの駐24普連(連隊長・中川1陸佐)は8月2、3の両日、日出生台演習場(大分県)で連隊総合戦闘射撃を行った。9月7日から13日に実施された令和2年度「24戦闘団訓練検閲(実動)受閲」に向けて、諸職種協同での総合戦闘力最大限発揮に必要な練度、特に情報と火力の連携や状況判断能力の向上を図るのが目的。併せて第7次即応予備自衛官招集訓練も実施した。 

 総合戦闘射撃は、24普連の120ミリと81ミリの両迫撃砲、87式対戦車誘導弾、01式軽対戦車誘導弾、個人携帯対戦車弾(LAM)、狙撃・小銃のほか、西部方面戦車隊2中隊の10式戦車4両と西部方面混成団隷下の19普連研修者が参加して行われた。

 猛暑の中、常備・即自が連携し、日ごろの非実射訓練で習得した動作を遺憾なく発揮した。特に重迫撃砲中隊は、情報機関と第一線部隊からの要求に応じた迅速な射撃諸元の算定と明瞭な号令の発唱を重視。火力を発揮するとともに、3者連携と安全管理(復命・復唱・相互点検)を強化して射撃練度の向上を図った。

 また、戦車部隊と小銃小隊が連携した機動打撃では、迫撃砲と対戦車火器の同時射撃による支援を受け、10式戦車と小銃小隊がともに機動した後、それぞれの射撃を行った。

 24普連は「戦闘団訓練検閲での射撃統制、調整のイメージ、情報と火力戦闘に係る状況判断能力の向上を図ることができた」としている。


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