【宮城】多賀城駐22即応機動連隊(連隊長・石井1陸佐)は8月14日から24日の間、東富士演習場(静岡県御殿場市)で陸自6師団長の指導による令和2年度「第4次連隊野営訓練」を実施した。6師団の統制の下、即応機動連隊の戦闘行動の練度向上を図り、現段階での戦力化の状況を確認するのが目的。

 14日から16日の間、隊員は数次の梯隊に分かれて多賀城、大和両駐を出発し、約500キロを長距離機動。引き続き、17日には情報部隊が、18日には主力部隊が、敵の待ち受ける作戦地域に進入した。

 22即機連は、流動的に変化する戦況下で、ネットワークを活用した状況図(CIP/COP)を基に戦機を捉え、敵警戒部隊を速やかに駆逐。主戦闘地域の前縁(FEBA)を解明し、師団の超越を支援する任務を完遂した。

 22即機連広報室は「訓練全般を通じ、22即機連の戦い方である詭動戦(正面からの火力戦ではなく、敵の弱点をついて敵の組織的な抵抗を不可能にし、その後に各個を撃破する戦い方)を踏まえた各種戦術行動において、進化すべき事項と改善が必要な事項を把握し、さらに強くなることを誓った」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 第22即応機動連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/22rdr_hp/index.html

陸上自衛隊 多賀城駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/tagajo_hp/index.html