【三重】久居駐33普連(連隊長・石原1陸佐)は7月5日から11日の間、あいば野演習場で令和2年度「諸職種協同戦闘訓練」を行った。HTC(北海道訓練センター)訓練と戦闘団訓練検閲に向け、戦闘団本部と各中隊の攻撃練度の向上を図るのが目的。

 33普連は5日早朝、あいば野演習場に向けて前進。到着後は速やかに訓練準備を整えた。翌日、各中隊は機能別訓練を行い、訓練本番に備えた。

 7日朝、状況が開始されると、情報小隊が敵情を解明するため前進。敵部隊に発見されないよう隠密行動に潜入し、逐次敵情を連隊指揮所に報告した。

 その後、前衛中隊が敵警戒部隊を駆逐するため前進。敵警戒部隊の戦車を撃破するとともに、敵情を解明するため前進を継続し、夕方までに主戦闘地域の前縁を解明して接触線を維持した。

 8日朝には、第一線攻撃中隊が敵の主陣地に向けて攻撃前進を開始。敵部隊と接触すると積極的に火力を発揮して駆逐し、さらに前進を続けた。

 一方、戦闘団指揮所では、情報小隊から上がる敵情を地図上に表示し、逐次変化する戦況を把握した。

 敵の第一線陣地では終始激しい戦闘が行われ、激戦の末に陣地を奪取。第一線攻撃中隊と戦車部隊が逆襲対処の態勢を整えて、戦闘状況は終了した。

 33普連広報室は「訓練で得た教訓を細部まで分析し、今後の訓練に反映させ、HTC訓練と戦闘団検閲に備える」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 第33普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/butai/butai/33i/index.htm

陸上自衛隊 久居駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/butai/sta/hisai/