【大分】玖珠駐西部方面戦車隊(隊長・山口1陸佐)は8月26日、日出生台演習場で行われた令和2年度戦車射撃競技会の見学会を実施した。九州の各地本から参加した募集対象者のほか、玖珠、別府、湯布院各駐の防衛・駐屯地モニター、西方戦車隊家族会、九州機甲会などの約70人に、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底した中で見学してもらった。

 競技会は小隊長の号令で始まり、10式戦車4両からなる戦車小隊が登場すると、見学者はその迫力に圧倒されていた。射撃の状況開始とともに、10式戦車が轟音を響かせ前進。現前で繰り広げられる集中射撃に、見学者の目は釘付けとなった。

 会場では、競技会の進行ナレーションを一斉放送し、見学者に状況を分かりやすく解説。短い時間だったが、見学者からは「迫力があった」「本物はすごい」「こんな間近で見られてうれしい」など感嘆の声が多く上がった。

 見学者は終了後も実弾射撃の余韻に浸り、「ぜひまた、このような場を設けてもらいたい」と興奮気味に話していた。

 玖珠駐広報班は「今年はコロナ禍で各種イベントが中止になっており、広報活動もままならない中、学生を含む多くの参加者に自衛隊への理解を深めてもらうよい機会になった」としている。


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陸上自衛隊 西部方面隊 - 西部方面隊の主要部隊
西部方面隊戦車隊(玖珠駐屯地)
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