【福岡】小郡駐5施設団(団長・白川陸将補)は6月6日から13日の間、9施設群と303水際障害中隊に対する訓練検閲を実施した。

 検閲は、九州を島嶼(とうしょ)部と想定して、9施群に303水際障害中隊を配属。島嶼部での方面隊の全般支援任務を付与し、増強施設群が福岡、大分、熊本、長崎各県のそれぞれの演習場に各中隊を展開し、施設活動を実施した。

 群本部と離隔して活動する各中隊の状況を正確に掌握するため、中継組を複数箇所に配置して通信を確保。施設活動では、梅雨時期の特性を考慮し、排水などの降雨対策を万全にした。

 また、4師団の作戦を支援するため、375施設中隊を対馬戦闘団に配属して攻撃時の障害処理などの機動支援を行い、戦闘団の任務達成に寄与した。

 部隊は、降雨と猛暑の中、新型コロナウイルス感染症対策も講じながら、施設科部隊として保有する装備を最大限に駆使して陣地構築、障害構成、障害処理、道路補修、橋梁の架設などの施設支援任務を所望の時期までに完整。方面隊の全般支援部隊としての任務を完遂した。

 5施群1科広報班は「今回の訓練検閲の成果を今後の隊務運営に反映し、任務遂行能力のさらなる向上のため訓練に邁進(まいしん)する」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 小郡駐屯地 第5施設団
第9施設群等訓練検閲(PDF)
https://www.mod.go.jp/gsdf/wae/5eb/5ebhp/pdfforuda/dai9sisetugunnoyobi303suisaityuutaikennetu.pdf

陸上自衛隊 小郡駐屯地 第5施設団
https://www.mod.go.jp/gsdf/wae/5eb/5ebhp/index.html