専門学校生が自衛隊ポスターをデザイン｜沖縄地本

　沖縄地本（本部長・松永陸将補）は6月12日、今年度の自衛官募集ポスターの図案を決定し、制作者に感謝状を贈呈した。

　地本では、4年前から募集ポスターの制作について、浦添市のインターナショナルデザインアカデミー（IDA）の協力を得ており、今年度は18作品の応募があった。

　受賞したのは、同校マンガ科2年生の砂川愛恵さん、平良雛子さん、當山志穏さんの3人。

　感謝状の贈呈は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、「間隔を空ける、マスクの着用、手指の消毒液の設置、入り口と窓の開放」などの「3密」対策を徹底して行った。

　作品はいずれも完成度が高く、受賞した学生からは「自衛官の制服の細かい部分を描くのに、ドラマや動画などを参考にしました」などの話があった。

　学生たちは贈呈式後、同地本のラジオ番組「くくる君のゆんたくアワー」の収録に参加。学生がゲスト出演するのは初の試みで、ポスター製作にあたっての工夫や苦労、自衛隊に対するイメージなどについて話した。

　採用されたポスターは1200枚印刷され、離島を含む沖縄全域と九州の一部で掲示される。

　沖縄地本は「一人でも多くの若者が自衛隊を志願するきっかけとなるよう、広報官一人ひとりがポスターをしっかり活用し、募集につなげていく」としている。