青森駐5普連自衛官候補生課程教育隊(隊長・濱野2陸佐)は5月29日、小谷演習場で自候生戦闘訓練評価を実施した。

 ドーランを塗った32人の自候生たちは、班長から任務を付与されて戦闘行動を開始。射撃と運動の連携を繰り返しながら、突撃発起位置まで到着した。

 泥と土ぼこりにまみれ、激しい呼吸の中、着剣して目標を確認、突撃準備の態勢を整えた。最後は班長の号令で渾身の力と声を振り絞り突撃し、攻撃を成功させた。

 組長を務めた1区隊3班の對馬邑(つしま・ゆう)自候生は「全力を尽くし、組員の動きを見ながら大声で指揮しました」と述べた。

 5普連自候生課程教育隊は「訓練評価を終えた自候生たちの表情は、疲労の中にも達成感が漂い、自衛官への成長ぶりをうかがわせる一日となった」としている。