陸自7師団(師団長・前田陸将)は7月9日から31日の間、西日本豪雨災害で、東千歳駐11普連6中隊長の髙正3陸佐を指揮官とする給水支援隊を編成し災害派遣を実施した。後日、現地の男子小学生から給水活動に対する手書きの感謝状が届いた。

 感謝状は愛媛県西予市立皆田小の1年生、福島碧希(あいき)君から。福島君が給水支援隊を遠い場所から撮影していたところ、井口2陸曹が給水活動時に配っていた缶バッジを福島君に手渡し、近くで写真撮影できるよう声を掛けた。

 福島君は井口2曹に対し「ありがとう」「かっこよかった」と感謝の気持ちを伝えるとともに、「大きくなったら自衛官になりたい」と話した。

 福島君は自衛隊に感謝状を贈りたいと母親に相談し、心を込めて感謝状を書いた。

 7師団広報室は「引き続き即応態勢を維持し、災害派遣では隊員一人一人が被災者の目線に立ち、思いやりの心を持ちながら行動し、任務にあたっていく」としている。