京都地本(本部長・亀井1陸佐)は11月10日、防衛大学校で防大生と京大生による「防衛フォーラム2018」に協力した。
毎年防大の開校記念祭の日に開催され、今回参加したのは防大生29人、京大生13人。「外交・経済・防衛の3分野から考える対中戦略」をテーマに討論した。
京大生は9月と10月、陸自3師団、海自舞鶴地方総監部、空自幹部候補生学校を見学。3師団長、海自舞監幕僚長の防衛講話を聞き、日本の安全保障について考察を深めて討論会に臨んだ。
討論会では防大、京大両学生がそれぞれ主張を発表し、互いに一歩も譲らない白熱した討論を繰り広げた。
京大生からは「日本を取り巻く情勢を踏まえ、外交・経済分野で中国との戦略的互恵関係を維持しつつ、競争から協調関係へ発展させるのがいいのではないか」「防衛分野では価値観を共有する国々との防衛協力を推進し、情報やサイバーといった分野をさらに発展させることが必要であることを、しっかりした論拠を持って議論することができた」「討論会で防大生から良い刺激を受けた。今後も安全保障に関してさらに知識を深めていきたい」などの話があった。
京都地本は「防大生と京大生が交流し、日本の安全保障について理解を深めることは大変意義がある。今後も引き続き防衛フォーラムに協力していく」としている。
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