空自防府北基地12飛行教育団(司令・浜1空佐)は、10月24日から11月7日の間、山口県大島郡周防大島町で発生した断水に隊員を災派出動させ、浄水・給水支援活動を実施した。

 10月22日、大島大橋に外国の貨物船が衝突し送水管が破損、断水が発生。24日午後2時30分、知事が12飛行教育団司令に給水支援に係る災害派遣を要請した。

 12飛教団は航空教育隊(防府南基)などの部隊と共に15日間にわたり、周防大島町の役場や病院などで給水支援し、住民の生活を支えた。

 11月7日、住民の生活に必要な水の確保が自治体で可能となり、12飛教団は災派を終了させた。

 12飛教団の活動実績は、人員延べ約500人、車両延べ約170両(2トン水タンク82基含む)、造水機延べ26基で総造水量は79.9トン、総給水量は401.2トン。

 防府北基地広報班は「町内の水道環境の完全な復旧には時間がかかると聞いています。一日でも早く住民の生活が元に戻ることを願っています」としている。


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