第60次南極地域観測に協力している海自砕氷艦「しらせ」(艦長・宮﨑1海佐)は1月8日、停留中の昭和基地沖で輸送作業の合間に攻撃要員の今野海士長、船務要員の上川内、浜田両海士長、機関要員の佐藤海士長の日本より一足早い新成人を祝った。

 4人は氷上で記念撮影し、20歳の所信を表明した後、艦長らと楽しく会食。横須賀市の市長から祝福のメッセージが届くなど忘れられない思い出となる成人式となった。

 上川内士長は「南極で成人式を迎えることができてとても光栄に思います。今まで育ててくれた両親に心から感謝するとともに、これからいろいろなことに挑戦して自分の可能性を広げ、立派な大人になれるよう励みます」と任務を完遂する決意を新たにしていた。

 しらせは6年連続で昭和基地に接岸。氷上輸送を終え、引き続き物資空輸や昭和基地設営、野外観測、海洋観測などの支援任務にあたっている。


◆関連リンク
海上自衛隊 砕氷艦しらせ
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/gallery/ships/agb/shirase/5003.html

国立極地研究所 「進め!しらせ」(しらせの往路復路の動きをお知らせ)
https://www.nipr.ac.jp/jare/shirase/