青森駐5普連(連隊長・古賀1陸佐)は、1月22日から24日の間、八甲田地区で「八甲田演習」を実施した。

 今年で50回目。旧陸軍歩兵第5聯隊の遺訓を学ぶとともに、2月下旬に26年ぶりに八甲田地域で行われる9師団検閲を見据えた、積雪寒冷地における部隊の基本的行動の練度向上を図るのが狙い。女性自衛官5人を含む約600人が参加した。

 演習初日に古賀連隊長らは幸畑陸軍墓地を参拝し、旧5聯隊の山口少佐以下210柱の英霊に敬意を表すとともに、伝統の継承とさらなる部隊の精強化、演習の完遂を誓って追悼の辞を述べた。

 23日午前8時38分、部隊は小峠を出発。隊員たちは約20キロの装備を背負い、燃料などを積んだ重さ約80キロのアキオを5人一組で曳行し、雪や倒木を排除しながら行進した。

 目的地の銅像茶屋に到着し、後藤伍長の銅像に拝礼。その後、深沢地区で雪壕を構築し警戒しながら宿営した。翌朝午前6時39分、情報小隊を先頭に最終目標である大中台へ向け行進を再開。気温マイナス9度風速8メートル、体感温度マイナス25度の酷寒の中、風雪による視界不良に見舞われたが、部隊は行進隊形を維持しながら前進。

 午後3時22分、全隊員が全行程約18キロを踏破し、八甲田演習は終了した。


◆関連リンク
陸上自衛隊 青森駐屯地
http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/9d/

青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館
http://www.moyahills.jp/koubataboen/index.html