松本駐13普連(連隊長・岩原1陸佐)は、2月6日から8日の間、長野県の宮田村で発生した豚コレラの「殺処分の支援に係る災害派遣」に隊員80人を出動させ、306施設隊隊員25人と共に防疫対策などを支援した。

 6日午前8時、宮田村の養豚場で豚コレラの発生が確認され、同10時22分、長野県知事から13普連長に災害派遣要請があった。

 派遣隊員は同駐から約60キロ南にある宮田村の体育センターに移動し、72時間以内に防疫措置を完了させる必要があるため、県職員による豚約2500頭の殺処分、埋却作業を支援した。

 13普連の災派には2普連(高田駐)や12化防隊(相馬原駐)、12後支隊(新町駐)の隊員も配属され、松本駐業や東方直轄部隊などが後方支援にあたった。その結果、県がタイムリミットに指定していた9日よりも早い8日に任務を完了。同日午前9時に県から撤収要請があり、災派を終了した。

 岩原連隊長は「今回の災派は、他の救援・救助活動などと異なるが、隊員は献身的に活動し、民政の安定に役立った」と話した。


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陸上自衛隊 第12旅団 活動画像集「長野県豚コレラ発生に伴う災害派遣」
http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/12b/douga/tonkorera/tonkorera.html