別府駐41普連(連隊長・山田1陸佐)は1月22日、大分県臼杵市の小松製作所開発本部試験センターで行われた九州管区広域緊急援助隊合同訓練に隊員30人を参加させた。

 大規模災害発生時に迅速・的確な災害対処活動を行うため、九州管区内広域緊急援助隊と連携し、部隊対処能力の向上を図るのが目的。九州、中国地方の警察やDMAT(災害派遣医療チーム)などの563人が参加した。

 訓練は「1月22日午前7時、日向灘を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、大分県内で最大震度7を観測。地震や津波などの影響による家屋倒壊、土砂災害で多数の死傷者が出ている」の想定。41普連隊員たちは長崎県警の広域緊急援助隊と共に行方不明者の捜索訓練に臨み、二次災害に注意しながら、土砂に埋もれた家屋での捜索を行った。捜索中に再び地震が発生する想定にも対処し、捜索開始から2時間半で行方不明者を発見したとして訓練を終えた。

 小隊長を務めた松葉2尉(1中)は「災害時の捜索活動における警察との連携や情報共有の資を得た」と話していた。


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