札幌駐北方警務隊(隊長・國場1陸佐)は、2月20、21日の両日、同駐体育館で逮捕術競技会を行い、職務執行能力の向上、団結強化、士気高揚を図った。

 参加したのは北警本部や保安警務中隊、隷下の4地区警務隊の68人。逮捕術は、犯人を制圧・逮捕するための術技で、警棒(長さ60センチ)や警杖(同125センチ)、あいくち(同30センチ)など用具を使った打突のほか、素手による打撃や投げで競い合った。

 初日は個人戦。新人の部15人、初開催の女性の部6人がトーナメント方式で戦った。翌日の団体戦は6チームで総当り方式。全選手が優勝を目指し熱戦を繰り広げた結果、個人戦新人の部は121地区警務隊の濱川3曹、女性の部は120地区警務隊の葉山3曹がそれぞれ優勝。団体戦は旭川駐119地区警務隊が優勝を飾った。

 競技会には札幌地本が引率した入隊予定者ら9人が見学。地本は 指紋採取などを体験してもらい、警務官の任務について理解を深めてもらった。入隊予定者の一人は「入隊後、警務官を目指したい」と話していた。

 北方警務隊は「来年度は6年ぶりに警務隊逮捕術競技会の全国大会が開かれるので勝利を目指す」としている。


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