海自東京音楽隊(隊長・樋口2海佐)は2月10日、港区のサントリーホールで第58回定期演奏会を開催し、約1700人の聴衆に自衛隊をアピールした。クラシック音楽の殿堂と呼ばれる同ホールでの演奏会は陸海空自音楽隊で初めて。

 音楽隊員は1部で、今年がアニバーサリーイヤーにあたる各国作曲家の作品、2部で樋口隊長が得意な現代アメリカの吹奏楽作品を演奏、聴衆を魅了した。

 アンコールではNHK大河ドラマ「西郷どん」のテーマ曲を披露するとともに、海自制式行進曲「軍艦」を演奏し、「ブラボー」の声を浴びた。

 コンサートマスターを務めた横野2海曹は「難しい曲も多かったが、樋口隊長の緻密な音楽づくりと、東音の持ち味である明るく力強い響きが作風とマッチし、吹奏楽の神髄を表現できた」と話していた。


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