陸自高工校(学校長・堀江陸将補)は4月27日、来賓や生徒の保護者ら約1500人が見守る中、体育大会を行った。生徒自ら大会を企画・運営することで自主性を育み、融和団結と創造性を学ぶ各学年の同一区隊(対称区隊)を1つのチームとして編成された教育の一環。昭和30年に生徒制度が発足して以来の伝統行事。各学年の同一区隊(対称区隊)を1つのチームとして編成した11チームが熱戦を繰り広げた。

 今回のテーマは「共鳴」。実行委員会長の鈴木陽斗君が「生徒が物事に全力で取り組み、貪欲に勝利を掴み取る意志を生徒間で共有し高め合うことによって、あらゆる困難を乗り越えることができる」との思いを込めて決めた。

 堀江学校長は開会式で、(1)生徒として生徒らしい行動を取れ(2)団結心をもって勝利を掴め―を要望した。

 生徒たちは自衛隊体操を披露した後、1学年は対峙する区隊が腰に着けたハチマキを取り合う「203高地」、2学年はフィールドの中央にある棒を取り合う「Pull the Stick」、3学年は闘志あふれる「騎馬戦」にそれぞれ臨み、熱戦を繰り広げた。応援合戦では、対称区隊ごとに声援を送り、団結強化と士気高揚を図った。最後は「対称区隊リレー」を実施した。


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陸上自衛隊 高等工科学校
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